待ちに待った「Diablo4」の発売がもうすぐそこまで来ていますね!BLIZZARDさんが「Overwatch2のPvEなかったことに事件」や「Hardcore lv100リリス像」の件で、発売直前になってから色々と話題を提供していますが、ゲーム自体には何の罪もないはずですよね。BLIZZARDが何をしようと、何年も待ち続けた「Diablo4」に対する期待は変わりません。みなさんも心を鬼にして期待していることでしょう。
それでは、本題に入りましょう。Diablo4では新しいゲームメカニックスがたくさん導入されています。オープンベータやサーバースラムをプレイしたみなさんはすでに気づいているかもしれませんね。Diabloシリーズを長年プレイしてきた方も、新規で地獄の世界に参入するプレーヤーも、新たな用語に出会ったときには、その意味を理解せずにプレイを進めてしまうこともあるでしょう。今回は、新たに導入された「幸運の一撃」(英語では「ラッキーヒット」)について、その効果と有効な活用方法について解説します。
※発売前の情報なので、正しくない可能性があります。ご了承ください。
「幸運の一撃の効果」と「幸運の一撃の確率」
まず、「幸運の一撃の効果」と「幸運の一撃の確率」について説明します。幸運の一撃にはこの二つの概念を別々に考える必要があります。これは、多くのプレイヤーが混乱しがちな要素です。名前からしてクリティカルと混同されそうですが、そもそもが全く違う効果となっています。
Proc(プロック)の確率を理解している方なら、「幸運の一撃の確率」は単に追加効果の発動確率、つまりプロック確率と同じです。 ※プロック(proc)とは、特定のアクションを行った後に、一定の確率で発生する追加の効果を指します。
幸運の一撃の確率とは
それでは、幸運の一撃の確率について詳しく確認していきましょう。敵に攻撃が当たる全てのスキルは、幸運の一撃の確率を持っています。例えばバーバリアンのバッシュスキルは以下のような効果を持っています。幸運の一撃の確率は50%です。
敵に攻撃が当たった時、「幸運の一撃の確率」自体は何もしません。一撃という名前が悪いですよね。追加ダメージを与えたり、敵にCCを与えたりはしません。「幸運の一撃の確率」が行うのは、このスキルを使用した場合、「幸運の一撃の効果」をどれぐらいの確率で発動するか?を決めることです。実際の「幸運の一撃の効果」はスキルやアイテム、または一部のパッシブから得られます。
幸運の確率の効果とは
「幸運の一撃の効果」を持つスキルは以下の表記で表されます。
例えば、バーバリアンには「圧力点」というパッシブスキルがあります。以下は「圧力点」の効果です。
このスキルを会得すると、パッシブなので自動的、永続的に「幸運の一撃の効果」が付与されます。
書いてある通りに解釈すると、「コアスキルで敵を100回攻撃すれば、10回は2秒間の脆弱状態を付与できる」と言えますが、これは間違いです。マジでわかりにくい。
正しくは、「コアスキルで攻撃し、幸運の一撃が発生した場合、10%の確率で敵を2秒間脆弱状態にする」です。
違いは理解できたでしょうか?
そうなんです。そもそも「幸運の一撃」が発動しないと、幸運の一撃の効果は発動しません。
幸運の一撃の効果の発生確率
それでは、バーバリアンのコアスキルで馬場を代名詞でもあるワールウィンドを確認しながら、幸運の一撃の効果がどれくらいの確率で発生するのかを確認していきましょう!
ワールウィンドは連続して敵にダメージを与えることができるスキルです。その一撃一撃には25%の確率で幸運の一撃が発生することになります。それでは圧力点の持つ幸運の一撃の効果は、どれくらいの確率で発生するのでしょうか?
「コアスキルで敵を100回攻撃すれば、2.5回は2秒間の脆弱状態を付与できる。」が正しい確率になります。
直感的ではないですよね。ただ幸運の一撃という係数を用いることで、それぞれのスキルのバランスをとっているということになります。
スキルやレジェンダリー装備に付与されている「幸運の一撃の効果」の確率をうのみにしないでくださいね。詳細なツールチップを有効にしていれば(ぜひそうしてください)、幸運の一撃の確率を確認できますので、しっかり計算してください。(というか、計算結果も出してくれよ。。。)
一般的に、単一の目標に対するスキルは、一度に複数の敵にヒットするスキルよりも高い幸運の一撃の確率が設定されています。モンハンに例えると、大剣のような振りは遅いが一撃が重たい系のスキルは、一発一発の幸運の一撃の発生率が高く、双剣のようなヒット数でダメージを稼ぐ系のスキルは、一発一発の幸運の一撃の発生率が低く設定されており、バランスをとっているみたいです。
以上が今回の解説です。みなさんのDiablo4での冒険が、より楽しく、より効率的になることを願っています。次回もお楽しみに!