ワープポイントは、あえて入れなかった。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』フルリメイクは11月5日発売

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Nintendo Switch 2ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が11月5日(木)に発売される。1998年にNINTENDO 64で発売された、シリーズ初の3D作品を現在の技術で再構築したフルリメイクだ。価格はパッケージ版が8,980円、ダウンロード版が7,980円(いずれも税込)。
発売を前に、任天堂は開発者インタビュー「開発者に訊きました」第24回を公開した。前編となるChapter 1とChapter 2は11月2日に公開され、後編のChapter 3とChapter 4は11月3日の公開と案内されている。そこでは、このリメイクで何を変えて、何を変えなかったのかが具体的に語られている。
方針は「見た目は変わっても、体験は変えない」
ディレクターの伍学偉氏は、原作の巧妙なバランスを崩さないため、「原作から見た目は変わっても、体験は変えない」という方針を立て、今の技術で再構築(リビルド)したと説明している。どこから遊んでもいいオープンエアー型の近作とは違い、本作は箱庭的な構成ならではの魅力を持つという。
プロデューサーの青沼英二氏は、比較的新しいタイトルしか経験していない開発メンバーが原作をどう解釈するかに興味を持ち、基本的には変えたいところは変えていいという立場で見守ったそうだ。共同プロデューサーの藤林秀麿氏は、「変えるところ」と「変えないところ」を最初に決めておくよう、現場に助言したという。
原作で生まれた「Z注目」は、その後の3Dゼルダで大きく変わることなく受け継がれてきた仕組みだ。青沼氏は『時のオカリナ』を、ゼルダのゲームづくりにおける「原点」と位置づけている。
入れてみて、外したワープポイント
今作らしいエピソードが、ワープポイントだ。原作では普通に走るより回転アタックのほうがわずかに速く、ハイラル平原をひたすらでんぐり返しで移動したプレイヤーも多かった。そこで青沼氏は、原作にはないワープポイントを試しに追加してもらった。
ところが、実際にワープポイントを使って遊んでみると、道中で「あれ、これは何だろう」と立ち止まって得られる体験に気づけなくなってしまった。その立ち止まりこそが本作の構成では重要だったと改めて分かり、提案した青沼氏本人が、後からすべて外してもらったという。
フィールドのつくりも、変えなかった側だ。すべてをシームレスにつなぐ形にはせず、新しいエリアに入るときの感覚を残すため、マップを切り替える構成を保っている。ゲーム内の地図は、64版のイラストを手がけた人物が新たに描き起こした。ハイラル平原では探索できる場所の密度を高める一方、行けない場所は遠景として描き分け、城や風車といった目印はあえて大きく表現している。

「人形劇っぽさ」から作った見た目
アートの出発点は、「人形劇っぽさ」「特撮っぽさ」というキーワードだった。アートディレクターの信太文氏によると、密度の高い実在感のある世界の中に、色彩豊かで個性的なキャラクターが自然に存在できるバランスを目指したという。こどもリンクの服の素材感を考えるために博物館で資料を調べたり、実際に糸から試作したりもしたそうだ。
プログラム面でも、田口弘貴氏らがキャラクター一体ずつと向き合い、動きや個性を分析しながら再構築した。サウンドを担当した大橋征人氏は、近藤浩治氏による原作楽曲の輝きや、プレイヤーの記憶を尊重して制作にあたったと語っている。
関連商品:まずはソフト本体
パッケージ版は11月5日発売で、早期購入特典としてオリジナルアートカードセットと「ゼルダの伝説40周年」オリジナルステッカーが付く(販売店の案内による。数量限定)。ダウンロード版は7,980円で、パッケージ版との価格差は1,000円だ。

関連商品:40周年デザインのProコントローラー
10月29日に発売された、40周年特別デザインのNintendo Switch 2 Proコントローラー。トライフォースをあしらった金と緑のデザインで、Proコントローラーとしては初のディスプレイスタンド付き。スタンドにはハイラルの地図が描かれている。価格は12,980円(税込)で、機能は通常のSwitch 2 Proコントローラーと同じだ。選ぶ理由は、このデザインとスタンドになる。

関連商品:持ち運びには40周年のキャリングケース
本体を持ち出すなら、同じ特別デザインのキャリングケースもそろっている。ケースの中や、汚れを拭くクロスにも特別デザインがあしらわれている。画面保護シート付きで、価格は3,980円(税込)だ。

本体ごとそろえるなら
同じく10月29日発売のSwitch 2本体「ゼルダの伝説 40周年 アニバーサリーエディション」は62,980円(税込)で、通常の日本語・国内専用モデルより3,000円高い。本体背面やドック、Joy-Con 2にトライフォースの紋様が入るが、ソフトは付属しないので、本体だけ買っても『時のオカリナ』は遊べない。本体とソフトをまとめたセット販売を扱う販売店もある。任天堂は、販売店の状況により品切れの場合があると案内している。欲しいものがある人は、発売日を待たずに在庫を確認しておきたい。
価格や在庫、特典の扱いは販売店ごとに変わるため、購入前に販売店の表示を確かめておこう。
情報確認日:2026年11月3日(日本時間)。出典:任天堂公式サイト、開発者インタビュー「開発者に訊きました:ゼルダの伝説 時のオカリナ」、任天堂ニュースリリース(2026年9月8日)。Supported by Rakuten Developers。


