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ポーリングレートとは?8000Hzは必要か 1000Hzとの差と、上げる前に確かめること

SteelSeriesのワイヤレスマウス、Rival Pro(左)とSensei Pro(右)を正面から並べた画像

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8000Hzにして縮む報告の間隔は、1000Hzと比べて最大0.875msだ。その差を体感できるかを調べた第三者の研究は、今回調べた範囲では見つからなかった。PCの性能によってはカクつく原因にもなるので、まず1000Hzで使い、PCに余裕があるときに上げて試すのが無難だ。

ポーリングレートとは

ポーリングレートは、マウスやキーボードが1秒間に何回PCへデータを送るかを表す数字で、単位はHz(ヘルツ)だ。1000Hzなら1秒に1000回で、間隔は1ms。8000Hzなら1秒に8000回で、間隔は0.125msになる(Razer)。

ポーリングレート報告の間隔
125Hz8ms
1000Hz1ms
2000Hz0.5ms
4000Hz0.25ms
8000Hz0.125ms
2ミリ秒の間に、1000Hzでは3回、8000Hzでは17回、マウスがPCへ報告するタイミングを縦線で並べた図
1000Hzと8000Hzの報告のタイミング。図:FlameLitt

1000Hzと8000Hzの差

報告の間隔の差は、最大で0.875msだ。メーカーは自社の試験で遅延の短さを示していて、たとえばRazerは、自社の有線8000Hzのマウスで平均0.090ms、他社の1000Hzのマウスで0.549msという結果を出している。ただし、これはメーカー自身の試験だ。

8000Hzのデメリット

1つ目はCPUの負荷だ。Razerは、PCの性能が足りないと毎秒8,000件の報告を処理しきれない場合があると説明している。古いゲームのエンジンは高い値を扱えないことがあり、その場合は4000Hzか2000Hzに下げるよう案内している。どのくらいのCPUが必要かという具体的な数字は、RazerもLogicoolも示していない。

2つ目は電池の持ちだ。FlameLittで紹介したSteelSeriesのSensei Proは、バッテリー1個あたり、1,000Hz設定で最大60時間、8,000Hz設定で最大16時間とされている。

電池の持ちが短くなること自体を避けられなくても、電池切れを気にしなくて済むようにする手はある。Logicool Gの『POWERPLAY』は、マウスパッド型のワイヤレス充電システムだ。対応するマウスはパッドの上で操作している間も、置いている間も充電され続ける。充電のためにマウスを止めることがないので、ポーリングレートを上げて電池の減りが速くなっても、残量を気にせず使い続けられる。使えるのはPOWERPLAY対応のLogicool Gマウスだけで、マウス側には受電用のモジュール(初代はPOWERCORE、POWERPLAY 2は同梱の充電コイン)を取り付ける。

ただし、名前が似ていても初代『POWERPLAY』と現行の『POWERPLAY 2』(2025年3月発売)は機能が大きく違う。初代は充電ベースにLIGHTSPEEDレシーバーが内蔵され、ベース自体がマウスの受信機を兼ねていた。同梱のマウスパッドもクロスとハードの2種類だった。これに対してPOWERPLAY 2は給電だけに絞った設計で、レシーバーは内蔵されていない。マウスとの接続には、マウス付属のレシーバーが別に必要になる。同梱パッドはクロス1種類のみで、その代わりベースは薄くなり、対応マウスはPRO X SUPERLIGHT 2やG502 X PLUS、G309 LIGHTSPEEDなど11機種に広がった。初代はすでに販売が終わり、新品では手に入りにくい。これからそろえるならPOWERPLAY 2が前提になるし、中古の初代を買うときはレシーバー内蔵という違いをわかったうえで選びたい。

現行のPOWERPLAY 2は2025年3月発売で、ロジクールオンラインストア価格は18,480円(税込)。自分のマウスが対応11機種に入っているかを確かめてから選びたい。

ロジクール G POWERPLAY 2 ワイヤレス充電システム
Logicoolロジクール G POWERPLAY 2 ワイヤレス充電システム

プレイしながら対応マウスを充電し続けられる、マウスパッド型のワイヤレス充電システム。給電専用の設計で、PRO X SUPERLIGHT 2やG502 X PLUS、G309 LIGHTSPEEDなど11機種に対応する。2025年3月発売。

プレイしながら対応マウスを充電できる、Logicool Gのワイヤレス充電システムです。

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上げる前に確かめること

Razerは、8000Hzで使うときの注意として、不要なアプリを閉じる、マウスや受信機をPC本体のUSB端子に直接挿す、無線なら受信機を30cm以内に置いてUSB 3.0のハブから離す、といった点を挙げている。

Logicoolは、8kHzで使うキーボードの説明書で、付属のケーブルでPCに直接つなぐよう勧めている。アダプターを使うなら、USB 2.0 High-Speed(480Mbps)以上が必要だとしている(Logicoolの説明書)。

Windows 11は、2023年6月の更新で、ゲーム中に高いレポートレートのマウスを使ったときの性能を改善した(Microsoft)。バックグラウンドのアプリが受け取るマウスの入力を間引く仕組みだ(Windows開発者ブログ)。

確認と変更の方法

Windowsのマウスの設定にあるのは、ポインターの速度などで、ポーリングレートの項目はない(Microsoft)。ポーリングレートは、マウスのメーカーが配るソフトで確認し、変更する。

8000Hzに対応するマウスの例

Logicool GのPRO X3 SUPERSTRIKEは、有線でもLIGHTSPEEDの無線でも最大8kHzに対応する。電池は135時間以上とされているが、8kHzのときの時間は書かれていない(Logicool)。

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Logicool GLogicool G PRO X3 SUPERSTRIKE LIGHTSPEED

ラピッドトリガーと8000Hzポーリングに対応したワイヤレスゲーミングマウス。

有線でも無線でも、最大8,000Hzで使えます。

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G304 X SUPERLIGHTは、出荷時は1000Hzで、別売のPRO Wirelessレシーバーを使うと最大8kHzになる(Logicool)。まず1000Hzで使い、あとから上げたい人に向く。

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Logicool GLogicool G G304 X SUPERLIGHT LIGHTSPEED

約59gの軽量なワイヤレスゲーミングマウス。HERO 44Kセンサーを搭載。

出荷時は1,000Hzで、別売のレシーバーで最大8,000Hzになります。

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SteelSeriesのSensei Proは、UWBという無線で8000Hzを出す。センサーの報告を1000Hz、2000Hz、4000Hzに下げても、クリックは8000Hzのままにできる(SteelSeries)。

SteelSeries Sensei Pro ブラック(62623)
SteelSeriesSteelSeries Sensei Pro ブラック(62623)

左右対称形状のワイヤレスゲーミングマウス。UWB接続で最大8,000Hzポーリングに対応し、ホットスワップ式の交換バッテリーを2個付属するフラッグシップモデル。

左右対称のフルサイズで、11月20日発売です。

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キーボードにも8000Hzに対応するものがある。FlameLittのAmazonセールの記事でも、機材ごとの選び方をまとめている。

情報確認日:2026年11月6日(日本時間)。出典:Razer HyperPolling、Logicoolの製品ページと説明書、SteelSeries、LogicoolのPOWERPLAYとPOWERPLAY 2の製品ページ・発表資料、Microsoftの更新情報とサポートページ。画像:SteelSeries(アイキャッチ)、FlameLitt(図)。

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